星はなぜ瞬くの?光の道が揺れるから
夜空を見上げると、星はキラキラと瞬いているように見えます。まるで、星が点滅しているように感じられることも。でも、星自体は安定して光を放っています。では、なぜ星は瞬くように見えるのでしょうか?その理由は、地球の大気の影響によるものなのです。
星の光は、地球の大気を通過する
星から届く光は、とても遠い距離を旅してきます。太陽から地球までの距離は約1億5000万km。星は、太陽よりもはるかに遠く、多くは何光年、何十光年、あるいは何百光年も離れています。(1光年 = 約9兆4600億km)
星の光は、宇宙空間を長い時間をかけて地球に届きます。そして、地球に届く前に、地球を取り巻く大気という層を通過する必要があります。
大気は、様々な温度や密度の空気の層でできています。これらの層は常に動き、変化しています。
大気の揺らぎが、光を揺らす
地球の上空では、風によって空気が絶えず動いています。暖かい空気と冷たい空気が混ざり合うことで、場所によって空気の性質が少しずつ違っています。
星の光は、このような空気の中を通るとき、少しずつ進む向きを変えます。上空の空気は常に動いているので、光の進む道も少しずつ変わり続けます。
つまり、星の光は地球に届くまでに、何度もわずかに曲げられているのです。

瞬きは、光の揺らぎを伝える
上空の空気は絶えず揺れ動いているため、星の光が届く向きも次々と変わります。そのため、地上から見ると星の明るさや位置がわずかに変化し、キラキラと瞬いているように見えるのです。
これは、プールの中からゆらゆら動く水面越しに景色を見ると、景色が揺れて見えるのとよく似ています。
なぜ惑星はあまり瞬かないの?
地球以外の惑星は、星に比べてずっと近く、空では小さな円盤として見えます。そのため、光が大気のいろいろな部分を通って届き、揺らぎが平均されるので、星ほど強く瞬いて見えにくいのです。
ただし、惑星も大気の影響を受けないわけではありません。地平線近くや大気が不安定な夜には、惑星が揺れて見えることもあります。

瞬きを観察してみよう!
星の瞬きは、大気の状態によって変わります。
- 大気の状態: 大気の状態が不安定だと、瞬きが激しくなります。逆に、大気が安定していると、瞬きは穏やかになります。
- 場所: 空気が澄んだ場所ほど、星の瞬きは小さくなります。
- 時間帯: 一般的に、夜明けや夕暮れ時に大気の状態が不安定になりやすく、瞬きが激しくなります。
お子さんと一緒に、夜空を見上げて、星の瞬きを観察してみましょう。大気の状態によって、瞬き方がどう違うか、観察してみるのも面白いかもしれません。