「どうしてゴムって伸びたり縮んだりするの?」 もしお子さんがそう質問してきたら、なんと答えますか? 実は、ゴムが伸び縮みする事の裏側には、 とても面白い科学の仕組みが隠されているんです。
ゴムってなんだろう?
まず、ゴムって何でしょう? ゴムは、ゴムの木からとれる「ゴム乳液」を主原料にして作られています。 このゴム乳液を固めて、色々なものに混ぜて、私たちがおなじみのゴム製品(タイヤ、ゴム手袋、消しゴムなど)になるんです。
ゴムの材料であるゴム乳液は、たくさんの長い長い分子(ぶんし)という小さな粒でできています。このゴムの分子たちは、互いに複雑に絡み合っています。
ゴムを伸ばした時、ゴムの分子は?
普段、ゴムの分子たちは、くっつき合って、ランダム(無作為)に動いています。 まるで、運動場で走り回る子どもたちのように、ゴチャゴチャと混ざり合っているんです。
ところが、ゴムを引っ張るとどうなるでしょう? 分子たちは、引っ張られた方向に並び始めます。
ゴムが伸びる仕組み
先ほど言った通り、ゴムの分子は普段はゴチャゴチャと互いに複雑に絡み合っています。 そこで、ゴムが引っ張られるとそのゴチャゴチャとしたゴムの分子たちは同じ方向へ引き伸ばされます。
しかし、その状態ではゴムの分子はギュウギュウで窮屈な状態です。そこで、ゴムを引っ張るのを辞めるとギュウギュウと窮屈だったゴムの分子たちは元のゴチャゴチャとした状態へ戻ろうとします。これにより、伸ばされたゴムは、引っ張るのを辞めたとたんに、元の状態へと縮むのです。

ゴムの種類と伸びやすさ
ゴムには、色々な種類があります。 天然ゴム、合成ゴム、それに混ぜる材料によって、伸びやすさや弾力(だんりょく:弾む力)が違ってきます。
例えば、天然ゴムは、ゴムの木からとれるゴム乳液をそのまま使ったゴムです。 一方、合成ゴムは、石油などを原料にして作られたゴムです。 タイヤに使われているゴムは、天然ゴムと合成ゴムを混ぜて、強度を高めているんです。

まとめ
- ゴムは、ゴムの木から取れるゴム乳液を主原料として作られた素材です。
- ゴムの分子は、普段はゴチャゴチャと互いに複雑に絡み合っています。
- そしてゴムを引っ張ると、ゴムの分子たちは同じ方向へと引き伸ばされます。
- そして引っ張るのを辞めると、ゴムの分子たちは元のゴチャゴチャと絡み合った状態へと戻ろうとし、結果としてゴムは縮みます。
- ゴムには、様々な種類があり、種類によってゴムの弾力が違う。
お子さんと一緒に、身の回りのゴム製品を観察し、ゴムの不思議について話し合ってみてください。きっと、新しい発見があるはずです!