フローライトってどんな石?
フローライトは、美しい色合いと透明感で人気のある鉱物です。英語では「Fluorite」と書き、日本では「蛍石」と呼ばれています。
この石の最大の特徴は、透き通った結晶と、とても鮮やかな色。紫、緑、黄色、ピンク、青など、本当にたくさんの色があります。鉱物の中でも、ここまでカラフルな種類は珍しいんです。
フローライトは「フッ化カルシウム」という化学物質でできています。難しい言葉ですが、要するに、地球の中で天然に作られた、特別な組み合わせの物質ということです。そしてこの石は、透き通っていて、モース硬度は4と比較的やわらかいため、アクセサリーとして使われることもありますが、傷がつきやすい石でもあります。

蛍石の由来
「蛍石」という面白い名前は、どこから来たのでしょう?昔から、熱を加えると光るものがあることが知られており、その光がホタルを思わせたことから「蛍石」と呼ばれるようになったといわれています。
一部のフローライトは、熱を加えると光ることがあります。その様子が、夏の夜に飛ぶホタルの光に似ていることから、「蛍石」と名付けられたのです。昔の人は、この不思議な現象を見て、きっと「これはホタルみたいだ!」と驚いたんでしょうね。
また、フローライトの中には、紫外線を当てると光るものもあります。懐中電灯では見えない、特殊な光を当てると、石が光ります。昔の人は、このような不思議な発光する性質を見て、蛍石がとても特別な石だと気付いたのかもしれません。
どこで採れるの?
フローライトは、世界中のいろいろな場所から掘られています。
現在、世界最大級の産地は中国です。中国では、多くのフローライトが採掘され、美しい結晶も数多く産出します。採掘量では世界第一位を占めています。その他には、モンゴル、メキシコ、南アフリカ共和国、スペインなどでも採掘されています。日本でも、昔はたくさん採れていたのですが、今はあまり採掘されていません。
蛍石は、地下で熱い水(熱水)などから少しずつ結晶が成長してできた鉱物です。世界中にあるのに、宝石品質の美しい結晶は限られた場所で産出するため、特に人気があります。採掘された蛍石は、世界中に運ばれて、いろいろな用途で使われています。産業用では、ガラス製造やフッ酸の原料として重要な役割を果たしています。また、光の色がずれる「色収差」を小さくできる性質があるため、高性能なカメラや天体望遠鏡のレンズにも使われています。
いろんな色
フローライトの魅力は、何といっても豊かな色彩です。どんな色があるか、見てみましょう。
紫色のフローライトは、特に人気があります。透き通った紫は、とても神秘的で美しいですね。緑色のものもあります。爽やかで、とても素敵です。黄色やピンク色のフローライトも存在します。中には、複数の色が一つの石に混ざっているものもあり、虹色に見えることもあります。
さらに、無色透明のフローライトもあります。これは本当に透き通っていて、ダイアモンドのように見えることもあります。また、黒色や灰色のフローライトも見つかります。本当にバラエティ豊かなんです。

今度フローライトを見つけたらどんな色をしているか観察してみてくださいね。