アメジストの紫色、実はとても小さな「鉄のつぶ」が作り出しています。「きれいだから好き」で終わらず、その色の仕組みを知ると、鉱物の見方がガラリと変わりますよ。


アメジストの紫色はどこから来るの?

アメジストは「水晶(すいしょう)」の仲間です。純粋な水晶は透明ですが、アメジストは紫色をしています。

その正体は、結晶の中にほんの少し混ざった鉄のつぶです。鉄のつぶが光の一部を吸収することで、残った光が紫色として目に見えます。鉄の量が多いほど濃い紫、少ないほど薄い紫になります。

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熱を加えると色が変わる?

アメジストをとても高い温度で熱すると、紫色が消えて黄色やオレンジ色に変わります。この熱処理で色を変えたものが「シトリン(黄水晶)」として売られています。

お店で「シトリン」と書かれている石の多くは、実はアメジストを熱して色を変えたものです。天然のシトリンはとても珍しいんです。

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産地によって色が違う理由

世界のいろんな場所で採れるアメジストは、同じ「アメジスト」でも色や濃さがちがいます。それは、採れた場所によって混ざっている鉄の量や、石ができたときの条件がちがうからです。

探 Lab の対面イベントでは、産地のちがうアメジストを実際に手に取って比べることができます。


鉱石を「科学で見る」楽しさ

「きれい」だけで鉱石を見ていると、やがてどれも同じに見えてきます。でも「なぜこの色なんだろう?」と問い始めると、一つの石が何倍も面白くなります。

「石を見ることは科学を見ること」——これが探 Lab の科学教室で子どもたちに一番伝えたいことです。


まとめ:アメジストの「なぜ」を3つ覚えよう

  1. 紫の正体は、結晶の中の鉄のつぶが光を吸収するから
  2. 熱を加えると黄色のシトリンに変わる(お店のシトリンの多くは熱処理アメジスト)
  3. 産地によって色がちがう——混ざっている鉄の量と石ができた環境がちがうから

アメジストの色の仕組みが分かると、次に博物館や宝石店で石を見るとき「この色はどこから来ているんだろう」という目で見られるようになります。お子さんと一緒に、石の「なぜ?」を探しに来てください。

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