どうして心臓は動くのだろう?

みんなの胸の中には、「心臓」という大切な臓器があります。この心臓はドクン、ドクンと絶えず動き続けています。この動きを「心拍」と呼び、1分間に何回動くかを「心拍数」といいます。

心臓が動く理由は、体中に血液を送り込むためです。血液には酸素や栄養が含まれており、これらは私たちが生きていくためにとても大切です。心臓が動くことで、酸素や栄養を含んだ血液が体のすみずみまで運ばれ、おかげで私たちは元気に過ごすことができるのです。

通常、大人の心拍数は1分間に大体60~100回程度で、平均すると70~80回くらいです。でも、子どもはどうでしょう?実は、子どもの方が心拍数は速く、たとえば幼児では大体1分間に80~130回程度あります。

心臓のイラスト

人間の心臓は一生でどれくら拍動する?

では、人間の一生でどれくらいの回数心臓がドクンとなるのか、計算してみましょう。

平均寿命が80年とすると:

  • 1分間:約80回(大人の平均)
  • 1時間:約4,800回
  • 1日:約115,200回
  • 1年:約42,000,000回(4,200万回)
  • 80年間:約3,360,000,000回(約34億回)

なんと34億回です!想像できますか?これだけ多くの回数、心臓は休まずに動き続けているんです。

ちなみに、赤ちゃんの時から思春期、そして大人へと成長するにつれて、心拍数は少しずつ遅くなっていきます。つまり、子ども時代の心拍数は大人よりも多いということです。ですから、実際の心拍の総回数は、この計算よりももう少し多いかもしれません。いずれにしても、数十億回という途方もない数の心拍を、私たちの心臓は自動的に続けているのです。

生涯と心臓の鼓動

生き物が違えば心拍数も違う?

では、他の動物はどうでしょう?面白いことに、動物によって心拍数は大きく異なります。

ネズミ:体が小さいので、心拍数は1分間に約300~600回。非常に速いです!

大型犬:1分間に約60~100回(人間と同じくらい)

:体が大きいので、心拍数は1分間に約25~40回。かなり遅いです。

ハチドリ:体が極めて小さいので、飛んでいるときの心拍数は1分間に約1,000回以上!

生き物によって心拍数はこんなにも違うんですね。

自分の心拍を計ってみよう!

心臓について学んだので、今度は実際に自分の心拍を測ってみましょう。

心拍の測り方:

  1. 首の側面(首と顔の境目)に、人差し指と中指を軽く当てます
  2. 脈を感じたら、15秒間で何回拍動するかを数えます
  3. その数に4をかけると、1分間の心拍数が出ます

脈を測る手順

試してみると、運動した後はドキドキと速くなり、静かに座っている時は遅いことに気付くでしょう。これは心臓が体の状態に合わせて、血液を送る量を調節しているからです。

次に心臓がドクン、ドクンと動いているのを感じたら、「今この瞬間も、人生を通しての数十億回の心拍の旅の途中なんだ」と思い出してみてください。