プテラノドンという名前を聞いたことがありますか?恐竜の時代に空を飛んでいた生き物で、映画やテレビでよく登場します。でも、プテラノドンって実はどのくらい大きいのか、どうやって飛んでいたのか、詳しく知っている人は意外と少ないかもしれません。この記事では、プテラノドンと、その仲間である翼竜たちについて、くわしく紹介していきます。

プテラノドンってどのくらい大きい?

プテラノドンの大きさは、両翼を広げた「翼幅」で説明されることが多いです。プテラノドンの翼幅は約5~7メートル。これはどのくらいかというと、セスナという小型飛行機と同じくらいの大きさです。学校の教室の幅が7メートル程度なので、翼を広げたプテラノドンが教室を横切ると、ちょうど翼の先端が両側の壁に届くくらいのサイズです。

プテラノドンのくちばしも特徴的です。くちばしは非常に長く、鋭くとがっていました。このくちばしを使って魚を捕まえて、丸呑みしていたと考えられています。

こんなに大きいのに飛べた理由

プテラノドンがこんなに大きいのに飛べたのは、体が軽い工夫が施されていたからです。

まず、骨が「空洞」だったことが重要です。私たちの骨は詰まっていますが、プテラノドンの骨は中が空っぽで、パイプのような構造になっていました。これによって、強さを保ちながら重さを減らすことができたのです。鳥の骨も同じような構造をしていますね。

プテラノドンの翼の仕組みも興味深いです。翼は特殊な膜でできており、腕から指にかけて張られていました。この膜はとても薄く、大きな翼を持ちながらも体重は軽くなっていました。

翼竜が飛ぶ姿

恐竜とは違う?翼竜って何?

ここで大切な話をします。プテラノドンは「恐竜」ではなく、「翼竜」と呼ばれる別のグループの生き物です。

恐竜というと、ティラノサウルスやトリケラトプスのように、地面を歩いている生き物をイメージする人が多いでしょう。でも翼竜は、恐竜とは別のグループですが、共通の祖先から枝分かれして進化した近い仲間です。恐竜と翼竜は、どちらも中生代という古い時代に生きていた生き物で、もとは共通の祖先から、それぞれ別の系統に分かれて進化してきたんですね。

翼竜は、腕と指が長く進化し、指と体の間に膜を張ることで、翼を作りました。羽の生えた鳥とは違う仕組みで飛ぶことができたのです。

翼竜の仲間は、約2億3000万年前から6,600万年前まで、長い期間地球上に存在していました。その時代の間に、様々な大きさや形の翼竜が生まれては消えていきました。恐竜も翼竜も、同じ時期に絶滅しました。

他の翼竜との比較

プテラノドンは大きな翼竜ですが、他にもいろいろな翼竜がいました。翼竜の多様性を知ると、プテラノドンの位置づけがより明確になります。

「プテロダクティルス」は、プテラノドンより小さい翼竜です。翼幅は約50センチメートルから1メートルほどで、プテラノドンより数千万年も前の時代に生きていました。

もっと大きな翼竜もいました。「ケツァルコアトルス」という翼竜は、プテラノドンより大きく、翼幅は推定10~11メートル、さらに大きい推定では12~15メートルという説もあります。

「ネミコロプテルス」は逆にとても小さい翼竜で、翼幅は約25センチメートル程度。スズメくらいの大きさです。こんなに小さな翼竜もいたんですね。

このように、翼竜の仲間には、スズメほどの大きさから飛行機ほどの大きさまで、様々なサイズがいました。

博物館や科学館などで翼竜の化石を見つけた時は、どれほどの大きさなのか?化石に空を飛ぶための秘密が隠されていないかをよく観察してみてくださいね。

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